スリーピング・ウイスキーキャット

まだまだぺーぺーの下戸が、主にウイスキー愛を語るメモ。 Sometimes I write something about Japanese whisky in my poor English.

ストレート・バーボンの人気は、歴史的にみればそんなに長くない?現行バーボンだって美味い!

純正で、フルボディでリッチなテイストのストレート・バーボンが消費者に受け入れられている時期というのは案外短いんだな、と『バーボンの歴史』という本を読みながら思った次第です。

バーボン・ウイスキー - Wikipedia

 

ストレート・バーボンは、禁酒法や戦争などの影響で、製造量や売り上げが大きく左右されてきました。

ストレート・バーボンとは呼べないイミテーションウイスキーブレンデッドウイスキー(スコッチのブレンデッドとは違う、純正バーボンと比べると粗悪品)が市場の大半を占めたあこともありました。

また、アメリカのベビーブーマー世代でウォッカブームが起こった頃は、蒸留の度数を上げて古樽も使うライトウイスキーと呼ばれるものなどが蔓延していて、ライトウイスキーは「ウイスキー風味のウォッカ」などと呼ばれていたそうです。

今やライトウイスキーやイミテーションウイスキーを好んで飲む人はいないでしょう。

フルボディでリッチなテイストのストレート・バーボンを必要としている期間は、アメリカ人のニーズによって、歴史年表を書いたならば飛び石のようになります。

朝鮮戦争の戦争特需でウイスキーの需要が伸びると予想したとあるメーカーが、戦争が早めに終わったため、長期熟成物の在庫をはけさせるために日本市場に超熟モノを売りつけたとも聞きます。

なお、バーボン業界が停滞していたとき(1970年代)に、本格的なバーボンへの回帰の先鞭をつけたのは、メーカーズマークだと言われています。

そして、メーカーズマークの成功にヒントを得たのか、ジムビームのスモールバッチ商品やブラントンといった高級志向のバーボンが人気になったというのが概略です。

 メンチ切ったワイルドターキーのオールドボトルなど、バーボン低迷期にも美味しいバーボンを生産者たちは作り続けてきたのでしょうが、最近のスモールバッチシリーズもストロング、フルボディの美味いウイスキーを作っていると個人的には思います。

ザ・ネイキッド・グラウス、ブレンデッドウイスキーからブレンデッドモルトウイスキーにリニューアル

シェリー樽系ブレンデッドウイスキーの代表格、ザ・ネイキッド・グラウスがブレンデッドモルト(ピュアモルト)にリニューアルされるそうです。

scotchwhisky.comこれまでのネイキッドグラウスも好きだったので、心配もありますが、期待に胸躍らせています。

 

これで、バーボン樽熟成のブレンデッドモルトのモンキーショルダーと、シェリー樽熟成のブレンデッドモルトのネイキッド・グラウスの二本柱が確立されたと言っていいでしょう。

早く手に入れたいなー。

アメリカン・ウイスキーに惚れ直しました。

アメリカン・ウイスキーに惚れ直しました。そのきっかけは飲むときのグラスにありました。

まず、ビーム家の先代ブッカー・ノウと、跡取りフレッド・ノウの写真をご覧ください。

サントリーのホームページより引用。 クラフトバーボンの思想 サントリー )

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 ブッカー・ノウ

 

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フレッド・ノウ

 

両者とも小ぶりなブランデーグラスのようなスニフターグラスを使って、テイスティングをしてるようですね。

実は、このグラスの形状が、私の知る限り、上等なアメリカン・ウイスキーの魅力を最大限引き出すものだったのです。

早速、小ぶりなブランデーグラスを手に入れて、ブッカーズ、ノブクリーク・シングルバレルリザーブ、ノブクリーク・ライを試飲してみました。無論、ストレート。

スコッチ用のグレンケアンのテイスティンググラス以上にバーボンやライウイスキーの香りを引き出してくれます。ショットグラスやロックグラスは何をかいわんやです。

ウイスキーは、写真のノウ親子のようになみなみ注ぐことはしません。30mlから50mlで十分です。

グラスの底に広がったウイスキーから放たれる香りが、グラスの口の部分に集中して、鼻をあてればかぐわしい香りが胸いっぱいに広がります。

これまでにない嗅覚の体験で香りだけで酔ってしまいそうになりつつ、ゆっくりチビチビとアルコール度数のひときわ高いストレートのウイスキーを味わいます。

樽の中で熟成されたキャラメル、バニラのような甘みとタンニンのビターさが口いっぱいに広がります。

まさに至福の時間。

かくして、わたしはアメリカン・ウイスキーの虜になったわけです。いままで不勉強ですみませんでした。

また、アメリカン・ウイスキーに惚れ直したきっかけのもう一つに『バーボンの歴史』という書籍の存在があるのですが、そのご紹介はまたいずれ。

Kindle Unlimitedで釣り雑誌や普段読まない本を読み漁っているこの頃

いやあ、便利ですね、Kindle Unlimited。

ぼくは和式毛鉤釣り(テンカラ)をするので、西洋式毛鉤釣り(フライフィッシング)の雑誌を読むことが多いですが、他にも将棋の本、アウトドア系の雑誌、スポーツ用自転車の雑誌も読んでいます。

普段読まない本を、正当な対価を支払って読むっていうのはいいことだと思います。

ウイスキー関係の書籍が充実してくれれば、なお良いのですが。。。

このブログで扱う話題をウイスキー以外にもさらに拡大しようと思います

ウイスキーネタでブログを書くのも、魚釣りネタも、あまりピンとくるものが見つからず、本ブログがネタ切れ気味になっていましたので、それ以外の話題についても記事にしようかと思います。

たとえば、英語学習についてとか。海外のウイスキーファンのサイトやTenkara釣り好きのサイトが英語で読めると、情報収集の幅がグンと広がります。

他にも生活に役立つことからどうでもいい雑感まで、とにかく記事更新頻度を上げられるよう努力したいと思います。

念のためですが、今後もウイスキーの話題は意識的に多めに取り上げたいとは思っていますのでご安心ください。

オールドボトルと現行品-あるいは「なくしても気にならない範囲で最良の物」について

スコッチを中心に、古き良き時代のいわゆるオールドボトルを愛してやまない人たちがいる。(バーボンにもオールドボトルマニアがいるようですが、そっちはあまり詳しくないので割愛)

たしかに、大麦の品種改良で生まれウイスキーの味を向上させた”ゴールデン・プロミス種”を用い、各蒸留所でフロアモルティングをし、マッシュタンや蒸留その他諸々に職人たちの努力が惜しみなく捧げられた時代のオールドボトルは美味い。

しかし、個人的にはオールドボトルを収集しようという意欲がわかない(金銭面の理由もあるが。)。

現行品を買い支えることが今後のウイスキー業界のためだと思うというのが一点、さらには「モノ」に関する次のような価値観に共感するところがあるというのがもう一点の理由である。

バイバル登山家の服部文祥氏はその著書、『増補サバイバル』(ちくま文庫)の中でこう語っている。

「道具は「なくしても気にならない範囲で最良の物」を選び、あまり愛着をもたないほうがいい。」(160頁)

これは、登山で用いる渓流ナイフに関する記述の中に出てくるのだが、こだわりの渓流ナイフは嗜好品というかアクセサリーに近い側面を持っている。失くした時の動揺は計り知れない。

これをウイスキーに引き直すと、”飲み干したり、アクシデントでボトルが割れたりしても気にならない範囲で最良の物”が嗜好品・飲料としての身の丈に合ったウイスキーだといえるんじゃないか。

少なくとも私個人にはあてはまる。いつでも酒屋に置いていて、さして財布に痛みを感じない程度の中でうまいウイスキーくらいが一番くつろげる。

もっとも、ウイスキーは鉈やナイフのようなサバイバル登山の道具ではなく嗜好品であるから、好き好きに収集・消費してもらってかまわない。ただ、私はこう思う、というだけの話である。

今海外も注目するテンカラ釣りの魅力にせまる。【2】

はてさて、渓流魚を対象とするテンカラ釣りの仕掛けを、たとえば湖沼でのバス釣りに、たとえば海でのメバル釣りに応用したら、それは「テンカラ釣り」と呼んでいいものだろうか?

 

テンカラ愛好家の中でも議論が分かれるだろうと思う。ブログなどで「海テンカラ」などと呼んで、海釣りにテンカラ仕掛けを応用している方々はいらっしゃる。

他方で、テンカラは渓流限定の釣りの作法のように捉えている方もいらっしゃる。

ちなみに、フライフィッシングの世界では海釣りも盛んである。

 

私見では、なるべくならこのような「渓流釣りとしてのテンカラ」から見ると邪道に思える渓流以外の釣りは、たとえテンカラ仕掛けを用いていようが、テンカラと呼ぶのには抵抗がある。

毛鉤の種類もフィールドも大きく違うし、その道の名人芸を動画等で目にすると、とてもではないが「テンカラ」という言葉を軽々に他分野にもあてはめるのは、敬意を欠くように思える。

では、テンカラ仕掛けの渓流以外での釣りをどう呼ぶか。イヴォン・シュイナードの著書からとって、「シンプル・フライフィッシング」、あるいは端的に「毛鉤(釣り)」と呼ぶことにしたい。

便宜上、英語表記の場合はTenkaraとするしかないが、やむをえないだろう。

渓流魚が釣れるフィールドが近くにない、あるいは禁漁期でしかたなく、という人でもシンプル・フライフィッシング/毛鉤釣りに挑戦してみると案外楽しいのではないか。

少なくとも、テンカラのキャスティングの練習程度にはなるのではないかと思う。