個人的、コスパのよい常飲銘柄(三千円前後)
3000円前後の個人的常飲銘柄
メイカーズマーク
3000円~5,6000千円ほどのウイスキーだと、スコッチよりもバーボンの方が個人的にはコスパがいいと思います。
その中でもメイカーズマークは、ライ麦を用いないで小麦を用いるレシピや、19バッチ(バッチとは、"束"の意味。つまり、樽ごとの個性を見極めて瓶詰めするのは厳選された19樽のヴァッティング(ブレンディング)の成果。)のこだわりがあり、ワイルドターキーのような無骨なバーボンとは対極の、華やかなアロマと甘い飲み口が特徴的です。
モンキーショルダー
ブレンデッドモルトスコッチウイスキー「モンキーショルダー」。
グレンフィデックやグランツで有名なウイリアムグラント&サンズ社の、日本でいうピュアモ ルトウイスキー。実勢価格三千円ほどでコスパ良好。
ストレートからカジュアルなカクテルまで飲み方は色々。常飲銘柄としては優秀な部類かと。
ウイリアムグラント&サンズ社は、シングルモルトが売れない時代から、いつかはシングルモルトの時代が来るとグレンフィデックを製造し続けてきた、独立の家族経営の企業としては異例の大手。
同社が所有す るスペイ川近くのグレンフィデック、バルベニー、キニンヴィーのモルト原酒をバーボン樽で寝かせてブレンドした「トリプルモルトウイスキー」。
ネイキッドグラウス
スコットランドで最もポピュラーなフェイマスグラウスのアッパークラス。
フェイマスグラウスに用いる原酒をマリッジ(ブレンド後の再熟成)、4年以上シェリーカスクで後熟したものとのこと。
ほのかなピートと、このクラスとしては十二分に楽しめるシェリー樽由来の香味はシェリーカスクものがお好きな方の常飲にも向いてそうです。
フロム・ザ・バレル
二千円台で51.4%の度数を誇る異例のジャパニーズウイスキー。
定価値上げによってフロム・ザ・バレルの評価は結構揺らいでいるようですが、個人的には値上げも許容範囲内で、相変わらずおいしくいただいております。
フロム・ザ・バレルを筆頭にニッカのブレンデッドがお好きな方は、ぜひニッカ・カフェグレーンにも挑戦していただきたいところです。