スリーピング・ウイスキーキャット

まだまだぺーぺーの下戸が、主にウイスキー愛を語るメモ。 Sometimes I write something about Japanese whisky in my poor English.

海外からの留学生や社会人にフロム・ザ・バレルを贈る理由

突然ですが、長らく英語の勉強を止めていて、昨年からやり直して以来、海外の友人を増やしています。
諸々の事情でお酒を飲まない人にはプレゼントすることはありませんが、飲める人にはニッカウヰスキーのフロム・ザ・バレルをプレゼントすることが多いです。
なぜかというと、テレビドラマで話題になったように、竹鶴政孝・リタ夫妻の物語は、遠い異国の土地で暮らす人たちの共感を覚えさせるものです。
スコットランドで必死に学びジャパニーズ・ウイスキーの父となった政孝、日本で政孝を支えたリタ夫人。このエピソードは、日本在住の外国人の方々にとって応援になる、と私は思っています。
さらに、シンプルなデザイン、値段は高くないのに世界的な大会で様々な賞を受賞していることが、日本文化的だという指摘をする方々もいます。
竹鶴12年が生き残っていればそちらでも良かったのですが。。。

ともかく、基本的に評判は上々だと思っています。とりとめもなく、今日はこんなとこで。

天災と酒

直接的な被害はさほど受けてはいませんが、住んでいる土地柄、熊本・大分を中心とした震災の影響で落ち着いて酒を飲めていません。

これを機にボトルのコレクションの置き方を気をつけなきゃいけんなとも思ったり、自分のことも見直したのですが、緊張状態が続く中で、酩酊を伴うリラックスとしての酒って息抜きとして適切なのかと思ったり。

アルコール依存症も恐ろしいですしね。

お酒の効用と弊害について考えさせられています。

【番外編】そこまでマニアックでない海外ウイスキーファンとの会話

どうでもいいお話しを。

 

先日、近場の花見の名所で何人かの欧米系訪日外国人とジャパニーズ・ウイスキーについて雑談しました。

まずニッカの知名度は基本的に低いんですが、ニッカを知ってる人たちは日本のウイスキー事情に驚くほど詳しいです。
サントリーはみんな知ってるけど、山崎の知名度が抜群で次いで響のことは知っている人が多かったです。白州があまり知られていないのは残念でした。
角瓶とハイボールはすごい不評だったけど、日本の夏の蒸し暑さと食文化を説明すると、「気に入らないけど仕方ないね」との反応でした。
あと、イングランドの人が「自分は絶対スコッチなんて飲まない!」と宣言していて、深く突っ込みはしませんでしたが、イングランドスコットランドの微妙な関係が窺い知れました。

キリンウイスキー、富士山麓樽熟原酒50°(2016年3月下旬リニューアル)レビュー

www.fujisanroku.jp

 

富士山麓が価格もクオリティもグレードアップしてリニューアルされましたね。

詳細は他日を期すことにして、簡単にレビューをします。

 

・ブラックニッカ8年(終売済み)を思い出させるエステリーな香り。良くも悪くも刺激は少な目?

熟れきった果実のような、はたまたもう少し踏み込むと有機溶剤スレスレのような香りを感じます。

一番近くて馴染み深いのは、終売の憂き目に遭ったブラックニッカ8年の香りでしょうか。

さすがグレーンウイスキーの最高賞を受賞した富士御殿場蒸留所というべきか、グレーンの甘み深みを感じます。

味わいは、度数が高く熟成年数もそこまで長くないであろうにも関わらず、ピリついたアルコール刺激がなくまろやかな甘みを感じます。

同等のアルコール度数で値段が1ランク違うニッカのフロム・ザ・バレルと比べるとモルトの複雑さと熟成感は劣っています。ただ、価格差を考えれば比較するだけ野暮なことでしょう。

ともかく、実売1500円以下のジャパニーズとしては「いい勝負できる」優秀な商品だと思います。

2020年の東京五輪前後に高品質な特別商品を出せば、キリンのウイスキー部門の評価もさらに高まるんじゃないかと思いますがどうでしょう。

 

最後に、ご注意を。

執筆現在、酒屋さんなどでは値段がいまいち落ち着きがなかったり、リニューアル以前の富士山麓も一緒に並んでいたり、キャンペーン景品のロックグラスが付いていたりいなかったりするかと思います。

記事更新が滞っているのでなんとなく今後書きたいことについて

ご無沙汰しています。ウイスキー経験値を積みながら、あんまり迂闊なことを書けないドツボにハマってしまっています。

今後、記事にしたいトピックを挙げていきますが、記事になるか/いつになるかは保証しかねます。ご了承ください。

 

では以下箇条書き。

・なんでスコットランドで一番ポピュラーなブレンデッド、ザ・フェイマスグラウスは日本でそんなにフェイマスじゃないのか。

安くて美味しいと思うのになあ。ちなみに、同じ連合王国でもイングランドではベルズ(ベル)が一番ポピュラーだそうです。スコットランドイングランドのライバル関係か?

 

・千円台のブレンデッドスコッチに同価格帯のジャパニーズは勝負できるのか?

昨年新発売されたブラックニッカディープブレンドや、先日リニューアルされたキリンウイスキー富士山麓樽熟50°は、千円台スコッチに太刀打ちできるのか?

正直、千円台ブレンデッドスコッチは、それなりの値段のウイスキーにトライした後に立ち返ると、出来の良さに感心させられます。

 

その他にも、記事を更新しない間に味わったウイスキーの紹介もしたいと思います。

今後ともよろしくお願いします。

モンキーショルダー/三つの蒸留所のモルトをヴァッティングした飲みやすいお手頃なブレンデッドモルト

モンキーショルダー

ブレンデッドモルトスコッチウイスキー「モンキーショルダー」。

グレンフィデックやグランツで有名なウイリアムグラント&サンズ社の、日本でいうピュアモ ルトウイスキー。実勢価格三千円ほどでコスパ良好。

ストレートからカジュアルなカクテルまで飲み方は色々。常飲銘柄としては優秀な部類かと。

イリアムグラント&サンズ社は、シングルモルトが売れない時代から、いつかはシングルモルトの時代が来るとグレンフィデックを製造し続けてきた、独立の家族経営の企業としては異例の大手。

同社が所有す るスペイ川近くのグレンフィデック、バルベニー、キニンヴィーのモルト原酒をバーボン樽で寝かせてブレンドした「トリプルモルトウイスキー

ブレンデッドモルトやヴァッテッドモルト、ピュアモルトなど様々な呼び方はされますが、三つの蒸留所のモルトウイスキーを使った100%モルトウイスキーです。

正規輸入業者が超大手酒類会社じゃないため、そこまで有名ではないですが、とても美味しいお手頃ウイスキーです。

スペイサイドのノンピーテッド原酒をバーボン樽で熟成しており、ノンエイジもので、ほんのり若さも感じますが棘がありません。

バーボン樽のスコッチの正統派といった感じで、味と実勢価格(三千円前後)を鑑みると、残念ながらニッカの竹鶴ピュアモルトは劣勢ですね。。。

高級銘柄にバンバンとお金をかけられるほどの余裕はありませんが、美味しくてリーズナブルなお酒をちびちびと嗜む程度の私には常飲銘柄候補の一つになりました。

Review - Nikka Whisky "Nikka Coffey Grain" and "From the Barrel" (in my poor English)

 

I want to write an article about Japanese whisky tonight, especially "Nikka Coffey Grain" and "From the Barell" by The Nikka Whisky Distilling Co. Ltd.

If you want to know more about Nikka, you can read official website in English.

Nikka Whisky Europe Homepage

NIKKA WHISKY - English

Summary

  • The reason why Nikka's blended whiskies are tasty is special Coffey grain whisky, I guess.
  • Single grain whisky "Nikka Coffey Grain" has so rich, lovely aroma and taste. Try it!
  • "From the Barrel" is an inexpencive high proof whisky. It is very tasty because of Nikka's unique malt whiskies and Coffey grain whisky. "From the Barrel" won a lot of prestigious prizes.

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